目標を立てて
目標を決めて、こういうことがしたい、自分がこういう人になりたいと決めて、それに向けて試行錯誤進んでいく。それがそのまま できるといいのですが、どうも上手くいかない。目標が良くないのか、そもそも人に認められたいとか、そんなにやる気の出そうにない動機だったとか様々な理由がありそうです。
仏様は弥陀の請願とかのように、誓いを建てられていますが、それは衆生を救いたいという、誰かのために、皆のためにという強い思いからの目標です。
仏様と比べるとおこがましいと思われるかもしれませんが、自分がこうしたいとか、能力を高めて成功したいとかに加えて、自分が変わることによって人のためにという目標はすごく力になると思います。
自分が変わってこういう人々のためにこうしたいとか、自分がこういう行動をすることによって他のかたにとってこういう貢献ができるんじゃないかな、影響を与えられるんじゃないかなというような目標です。
誰々のためにといっても、自己を犠牲にしなくてはいけないという意味ではありません。人のためにこうしよう、そのために自分は何ができるか、どういう行動をしたほうが良いのかと考えると、後押しのパワー、自分から力が湧き出やすく、心も安定するのではないでしょうか。
そうしていると、自分も多くの人に支えられて押し上げてもらってるなあと感謝の心が湧いてきます。感謝の心、あんなことがありがたかったなあ、嬉しかったなあ、と考えると、それ自体が幸せです。感謝の心を感じると、そこからまた行動につながります。
お観音さまのように人々のために慈悲の心を持ってというと、自分には到底ムリですと決めつけてしまいがちですが、こうしたら誰かの役に立つという目標で自分を良いように変え、行動することは自然に周りの人に対する慈悲の行動につながっていくと思います。そうなると自分自身もいきいきしてくるでしょう。
どうも目標をたてて、進んでいくことが難しい、やる気がでないときには、「〜のためにこうしよう」という目標も考えてみたらいかがでしょうか。 合掌
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