しなやかに生きる

おかげさま

今月の慈光寺だよりに

おかげさまのお話を

書かせていただいたので

そこから考えたことなどを。

 

おかげさま というのは

日本では よく使われます。

 

直接 相手に感謝の気持ちを伝える

ときや 特定の誰かではないけど

周りの方々への感謝をこめて

使いますね。

 

そもそも「おかげさま」は

お陰様 と書いて

ご先祖様のことです。

 

陰から 私達を見守ってくださる

庇護のもとで その協力を頂いて、今

私たちは生かされている

そのことに感謝の気持ちを差し上げる

「おかげさま」 という言葉なのです。

 

 そういえば 草葉の陰から

 というのは 土葬が主だった

 昔だと 草の下から という意味で

 使われて 自然だったんでしょうけれども

 今 言うと へんな感じかもと思います。

 

  まあ 陰から見守るだと 生きている人に

 使う言葉かもしれませんが

 普通に見守っていただいているでいいような

 気がします。

 

  それはおいておいて

 

 自分が生まれるためには 両親がいて

そのまた両親と10代さかのぼるだけで

1024人のご先祖様がいらっしゃいます。

そしてその一人もかけると自分は存在していない。

生命をつないでいていただいたからこそ

今ここに自分がいる。

 

一人で生きているわけではなく

ご先祖様のおかげで生かされているわけです。

 

 そこからの おかげさま という言葉

 

 英語では Thanks to God〜

 神様のおかげで という言葉が まだ

 近い 言葉に なるのでしょうか、

 

  それか fortunately luckily

 みたいな 運良く みたいなのに

 なるでしょうか。

 

  ばしっと はまる言葉は なさそうです。

  日本では みんなで 協力して 物事を

  成し遂げるという事が 重視された

  社会だったから 生まれた言葉でしょうか。

 

  どんなに 能力が 高い人でも

  何か しようと思えば

  人の助けというのは

  必要です。 直接 わかる手助けも

  ありますし 間接的に 手助け

  されることもあるでしょう。

 

   当たり前のようですが

  イケイケで

  動いている時は 気付かず

  「自分が〜自分が〜」になる

 

  その歯止めに なるという意味でも

  感謝の心を持って

  自分のエネルギーを発揮するにしても

  人の手助け をしやすい心が

  生まれるにしても

  「おかげさま」でという

  言葉は 良い言葉だなあ

  素晴らしい言葉だなあと。

 

   心をこめずに おかげさまで〜

  と いう 事がないよう

  気づいて 使っていきたいなと思います。

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