しなやかに生きる

心の空間

2019.02.20

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 物理的な片付けは部屋の空間や、物の把握をしやすくして、自分のしたいことー勉強、仕事の効率を上げるために行うものです。そのために、物を減らして空間を広げる方向へと話がいきます。

 心の場合は、逆境の時、つらいこと、大変な事件、心配なことがあると心の空間を空けるとかそんなことは関係なく、「どうしよう、どうしよう」最悪こんなことになるんじゃないか、こうしておいたら良かった、等々あっという間に心が埋まってしまいます。それに憎しみとか怒りとかが加わるとどんどん立ち向かっていく力も失ってしまいます。

 人の慈悲ややさしさが起こす力の素晴らしいところは、他の方を助けよう(自分の出来る範囲でも)という気持ちがあって、心の空間にやさしさを足すことができれば、むしろ逆境に強くなるということにあります。

 観音経には、念彼観音力という言葉が何回も出てきます。お観音様にこの状態をなんとかしてください、お願いしますという気持ちとともに、自分が誰かにとっての助け(観音菩薩)となれますようにという意味も含まれていると思います。みんながお互いにやさしさを持って助けあえば、互いに強くなっていけるということです。

 心の空間をどうしたらいいかの答えはわかりませんが、逆境に立たされる前にやさしさを少しでも普段から身につける稽古をしてみるのはいかがでしょうか。

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