而今(にこん)
而今(にこん) 大切なのは過去でも未来でもない、現在いまである。という
禅語で間違いないと思いますが、而今と、ウェブ検索をかけてみますと、じこんというお酒出てきたので、そういう読み方もあるのかもしれません。
茶の湯とはただ湯を沸かし 茶を点てて のむばかりなることと知るべし
千利休の言葉ですが、
目の前のことをしっかりと確実にやっていくことの大事さ、ながらで複数のことを同時にやろうとしないということが大事ですよと言われていると思います。
今を生きる。目の前のことを一つずつしっかりと行うということは大事ですよということは、言うは簡単なものの行うのは難しいことです。
汝は十二時に使われ老僧は十二時を使い得たり
趙州禅師が弟子に おまえさんは時間に使われているが、自分は時間を使い切っているということを説いた言葉です、時は金なりといいますが、むしろ時間は命であると言えます。与えられた時間を大事に使えているであろうか。
時間を使い切るとは、どんな今、瞬間も決しておろそかにしないことだと、それこそが大切に生きるということだと突きつけられている言葉ではないでしょうか。
大事なことと思っても、人の心は弱く、易きに流れやすいもの、そこでまずは、
「いま、私がする必要のあることは何だろうか?」時折、ほんの数秒間でも、自分に問いかけてみることが、先延ばしやどうでもいいことに囚われることを防いでくれるのではないでしょうか。
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