素直ー言われやすい人になる
素直が大事。とか素直な人の方が伸びるよとか、素直というのは良いことだとされています。確かにいちいち、先輩や先達に言われたことを否定形から入るより、とりあえず一回やってみて、取り入れて、そこから考えてみるということは経験的に役立つ気がします。
今になって思えば、先輩や自分よりできる人の方が当然経験を積んだり技術があるのは当たり前なのに、自分の正しいと勝手に思う我があって、いやいやとかなんとか言って、やってみようともしなかったり、聞いたことを変化させて、我流でしてみて無駄な寄り道をしていた事もありました。
お釈迦様が弟子たちに私の言葉でも鵜呑みにしてはいけないよと言われていたのは、何も自分で考えもせず、はいはいと聞いてわかったつもりになることを戒められていたのであって、まず素直に聞いてみてやってみてということは大事なことでしょう。
もちろん先輩が言ったからと言って、悪いことさせようとするとかそんな事を真面目に聞いて行動したらいけないですね。おしゃ様の弟子のアングリマーラー長老のお話はいろんな意味があると思いますが、ストレートに真面目だったらいいというものではないということも言われていると思います。
さて素直に聞くという以外でも、お経には、言われやすい柔らかい人でいることを勧められています。
歳をとろうが、偉くなろうが、言われやすい人という意味で素直な人になれば、周りの人がしょうもない間違いも指摘してくれるでしょうし、自分の至らないところも教えてくれます。
言われにくい人になろうと思ったら、難しい顔をいつもしていたり、すぐ文句を言ったり、嫌味を言う人、いちいちめんどくさく反論するとその内なります。
言われやすい人になろうと思ったら、笑顔でいるとか、声をかけやすい人、かける人、明るい人、楽しい人、自分が喋りかけたくなるような人を想像してみるといいかもしれません。
言われやすい人になってみよう、そして自分を磨き、周りの方に貢献しようと思って生活した方がより充実した人生が送れるかと思いますが、いかがでしょうか。
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