しなやかに生きる

慈眼視衆生

2020.04.17

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「慈眼視衆生」という言葉は、観音経の最後の方に出てくる言葉です。

 そのまま読むと、観世音菩薩は、慈悲のやさしい眼差しで皆々を見ていらっしゃるとなるでしょうか。

 仏様のようなすごい慈悲の心は無理と決めつけずに、今より少しだけでも、自分自身や家族、周りの人、世界中の生きとしいけるものへ、やさしい眼差しで物事を見る、とらえるという事をしてみてはどうですか?

 そうすると「福聚海無量」すごい福や幸せを得ることができますよ。という事を言われていると思います。

 お観音様は、般若心経だと観自在菩薩と呼ばれています。観ることが自在、いろいろな視点に立って物事を観ることができるお方です。

 今こうして世界中が大変で先が見えないとき、誰もが不安になります。そこで何かしらの情報を得て、一方向からの見方のみを正しいと思い込んでそれを人に押し付ける、攻撃するようにならないように気を付ける必要があります。

 自分と異なる意見だとしても、相手の意見を聞き、尊重していろんな説があることを知り、こういう見方もあるんだなと知ることを心がける、それだけでもいらない不安や怒りが起こることを防げると思います。

 テレビやネットなどでいろいろな情報を仕入れて、各方面でがんばっておられる方々、仕事が出来ずに困っている方々などの事を知ることもあるでしょう。ただ、この事に関してはどうしてもネガティブな情報が多く、怒りに囚われたり、不安になって、エネルギー、活力を失う危険性があります。

 ですので、疲れたと思ったら、テレビなどの情報からは離れるのもいいかと思います。本当に重大なニュースであれば、テレビやネットをがんばって見なくても自然と情報が入ってくるものです。

 それよりも、今こうしている間にも、病気と戦っておられる方、医療従事者、危機管理の官僚や役所の方、自衛隊や警察消防、物流とそれを販売していただいている方々等、多くの人のおかげで、自分は生きている。

 その感謝の気持ちを忘れずに、生きることの方が情報を集めることより大事です。

 自分は何ができるだろうか。疲れている時には、休むことも必要でしょう。

 仕事をなんとか工夫する時かもしれないですし、己を磨く時かもしれません。練習しておく、用意しておく、誰かを批判することに目を向けている場合ではありません。淡々と自分を磨いて、助けることができる人になるという選択肢もあります。 

 自分のできる範囲で出来ることはなんだろうとすぐ思いつかなくても、慌てず、まずは感謝とともにやさしい眼差し、笑顔、優しい言葉を心がけてはいかがでしょうか。

                                           合掌

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