しなやかに生きる

お寺 片付け考

 

 お寺で修行している僧侶は 持っているものがすくないので

 片付けやすいというのもありますが、

 お寺には仏具をはじめ 道具はいろいろとあります。

 ですが

 なぜ きっちりと片付いているのでしょうか。

 

  片付けの本などでは  物のいる場所を決めて、

 使った後は元の場所に 

  もどしてください。 と書かれています。 

 

  全くその通りで お寺では更にまっすぐに揃えるとか

 畳の模様の数で

  ここに机を戻すとか 徹底されています。

 

 ただ その事を わかっていたつもりでも 部屋を 

 一回片付けてから しばらくすると また 散らかってしまう。

 

 

 それはなぜか? それは 物を 置く時に意識して

 置いていないからだと思います。

 

 今 さっきまで 使っていた ペン どこへやってしまった? とか、

  出かける時になって 携帯電話がない とか 鍵 どこやったっけ? とか

  忘れるというか 自分がやったことを 記憶していないから 起こることです。

 

 

 いちいち 意識しながら 動いていたら 行動が遅くなりすぎて 

 しまうかもしれませんが あまりにも惰性で 動いていないでしょうか。

 

 

 置く時に 最後まで その手を 見届けながら 確認しながら 置けば

  忘れることなく 定位置に しっかりもどせます。

 

 

 ただ これは 単純な様で 根気がいります。

 物を手に持って ここに置きました、

  片付けましたと 気をつけるのは なれていないと 出来ません。

 

 だいたい 置く直前に 次 何しようというところに

  意識が飛んでしまっています。

 

  もうこれは 散々 今まで 何回も 丁寧にしないとと思いながらも

  すっかり 忘れてしまって

  ええかげんに なって何回も同じ失敗を繰り返し

   落とし穴に落ちている気がします。

 

   スムーズに 次の行動へ 行くために と言えば聞こえはいいけれど 

   いろいろな事、 自分と 今を大事に生きているとは言えません。

 

   ですので ところかまわず 置かなくなるためにも、

  「置く」という動作を無意識に行わないように

  してみるのが効果的だと

  思います。

 

  それに加えて たまに 時間がある時 飲み物を飲んでいる 自分 

  机を コップを置こうとしている自分 と 何をしているのかなあ 

 どんな癖があるだろうかと 観察してみるのもいいかと思います。

 

 そうすると いかに 自分の意識が 飛んでしまいやすいか 

 本当は どうありたいのか という姿を 

 観ることもできるかもしれません。

 

 そして 最後まで 片付けようという 習慣がつきやすいのではないか

  気がついたら 散らかっているということを防げるのではないか、

 ということで

  今月は 物を置く時に 意識しておくキャンペーン を自分の中で開催中です。

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